不況のいまこそ「個人事業」を始める大チャンス
2009.04.01 13:02
0
今後は「個人サービス」へのニーズが高まる
編集部 収入が得られるほかに、副業のメリットはありますか?
塚田 どんなに小規模であってもビジネスを組み立てていくわけですから、経営感覚が身についていくというメリットがあります。自分で事業をするとなると、顧客ターゲットに何をどうやって提供したらいいか、どうしたら売上を上げられるか、全部自分で考えなければなりません。これは経営者の思考プロセスを踏んでいくことになります。会社員として仕事をしていくうえにも必ず役立ちます。
編集部 そうして副業というステップを踏んだうえで、もし独立してもやっていけそうな手ごたえを感じたら、そのときに独立してもいいんですよね?
塚田 そのとおりです。8割の収入を確保しながら、2割の時間と余力を使って独立のためのトライアルができるのですから、私から見たら本当にうらやましいですよ。これからのビジネスは、大企業がグローバル化路線をとる一方で、かゆいところに手が届くサービスを提供できる小企業や個人企業のニーズが高まってくるのではないかと期待しています。個人にも十分ビジネスチャンスがあると思っています。
編集部 そう考えると、いまは起業を考えている人にはいい時期なのかもしれませんね。
塚田 そうだと思います。不景気だと腐るのではなく、今はむしろ個人で事業を始めるチャンスなんだと考えて、自分にできそうなビジネスを探してみたらいかがでしょうか。そうやって個人がいろんなビジネスを始めることが、日本経済の活性化にもつながるんじゃないかと思います。