殴る、水をかける、投げつける!「破壊セラピー」でストレス解消

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   不況が深刻さを増した2009年、思うようにならないストレスを溜め込んで年末を迎えた人も少なくないだろう。そんなストレスを「モノを破壊すること」などで発散し、スッキリと新年を迎えるためのサービスが人気を呼んでいる。

ビール瓶で上司をガシャーン『んだ~バカヤロウ』

頭上から大量の水がザバーと流れる(写真提供:んだ~バカヤロウ)
頭上から大量の水がザバーと流れる(写真提供:んだ~バカヤロウ)

   名古屋の代表的な歓楽街・栄。ここに今年9月、ストレス発散バー『んだ~バカヤロウ』がオープンし、忘年会などで人気を呼んでいるという。

   店の売りは「ストレス発散メニュー」。店の中央には、アクリル板で囲った「バカヤロウBOX」を設置。この中でアメ製の瓶で人の頭を殴る「ビール瓶割り」や、大量の水を頭からかぶせる「水かぶり」、大きな風船を膨らませるスリル満点の「バルーン割り」など、テレビ番組のコントや罰ゲームで使われるしかけが楽しめる。

   アメ製のビール瓶は1本3000円。このほか、罰ゲーム用のおでんや青汁、着替え用のTシャツやスウェットも販売している。バスタオルは無料。「ストレス発散メニュー」は、基本的には客同士で行うが、希望によっては店員が受けることもできる。

   上司を殴るなんて、とも思うが、ネット上では「ここで殴られる上司は人気者だと思うが」「上司と部下の関係が良好で初めて成立する遊びだね」という意見もあり、気兼ねなく殴り殴られる関係の方が意外に望ましいのかもしれない。

   オーナーの長谷川弘道さん(41歳)の本業は、水道工事会社の社長。この不況で売上が3分の1に減少し、自身もストレスをためていた。そこで仕事後に従業員とともに自作の「ビール瓶」で楽しんでいたところ、好評だったので開業を決めたという。定休日は日曜日だが、貸切の場合には店を開ける。「年末は30日まで予約でいっぱい。水をかぶって寒そうに帰る人もいるが、お客さんはたいがい大笑いをしてストレス解消をしてもらえる」と話す。


皿をコンクリートに投げつけバリーン『八つ当たりどころ』

他人を巻き込むくらいならモノに当たってほしい(写真提供:快援体)
他人を巻き込むくらいならモノに当たってほしい(写真提供:快援体)

   東京では、ある移動営業車がストレスを解消してくれるという。『八つ当たりどころ』は、代替医療・リラクゼーションサービスの「快援体(かいえんたい)」が運営する、世界初の皿割りワゴン車だ。

   客は1枚200円からの美濃焼の皿を購入し、ワゴン車内の個室に用意されたコンクリートの壁めがけて皿を投げつける。皿は本格的な焼き物だが、傷などが入って売り物にならないもの。これを廃棄処分にするにはもったいないと、原克也さん(28歳)さんが活用するサービスを考えたという。

   皿を投げつけて割ることによって、「破壊セラピー」といういやしの効果があるという。割られた破片はリサイクル工場に持ち込んで再生される。廃棄処分になるはずだった陶器が、ストレス解消に使われた上に再生されるという、エコなしくみだ。

   最近、米ロイターの取材を受け、12月にニュースサイトで「動画」が紹介された。原さんは「以前は都内の施設などを定期的に巡回していたが、いまは出張貸切を中心に行っている。飲み会や集客イベントの目玉として呼んでもらいたい」と話している。

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