「ダイエット成功した社員に3万円」その結果は?

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   ダイエットに踏み切れない社員のために「ダイエット成功手当て」を出す、と発表した会社を以前紹介した。あれから半年以上経っているが、成果は上がったのだろうか。問い合わせてみた。

手当て導入でジョギングする人続出

半年間で5kgのダイエットに成功した成田智史さん
半年間で5kgのダイエットに成功した成田智史さん

   昨2009年5月15日に、全社員約200人を対象とした「ダイエット成功手当て」制度の導入を宣言したのは、ゲーム・CDなどの複合リサイクルショップ「エンターキング」を運営するサンセットコーポレイション(千葉県市川市)。

   店舗の多くが深夜営業を行っており、社員の生活が乱れがちということもあってか、健康診断で「肥満傾向」と判断された社員の割合は27.6%にも上っていた。

   丹野照夫社長は、もともと「心身ともに健康であってこそ仕事もプライベートも充実する」という考えの持ち主。「手当てがあれば頑張れるのに・・・」という声に応えて導入したのが「ダイエット成功手当て」だ。身長と体重から算出されるBMI値が25以上の人を対象に、それを下回れば3万円を支給するというありがたい制度である。

   制度発表直後より社内に歓迎の声があがり、電車を一駅前で降りて歩く人や、ジョギング・サイクリングを始める人などが続出したという。その結果、BMI値が25以上の人は35人から28人に減少。半年で7人の成功者を出した。「成功率22.0%」は、短期間の成果としては高いといえるのではないか。

「走ることで仕事の集中力が高まった」

   2010年1月には、約束どおり一人3万円が支給される。成功者のひとり、総務部の成田智史さん(28歳)は、ランニングで5kgのダイエットを達成した。最初は10分間走るだけでも辛くなる状況だったという。

「イベント感覚で気軽に始めましたが、今では20km続けて走ることができるようになりました。あと5kgやせて東京マラソンに出るのが目標です」

   走るときは仕事のことを忘れるので、頭が切り替わり仕事の集中力が高まったという。同じ成功者で、「エンターキング」新松戸店店長の服部修平さん(27歳)も、仕事へのよい影響を指摘する。

「平日の早朝に2時間ほど自転車に乗っているのですが、その時間を捻出するために、仕事の効率がかなりアップしましたね」

   ただし、思わぬ「デメリット」もあった。成田さんは苦笑する。

「ベルトの穴は調節できるのですが、ズボンのウエストはどうしても合わなくて。結局、ひとつ下のサイズに買い換えなければならなくなりました」

   また、BMI値を惜しくもクリアできなかったが、大幅なダイエットに成功した人もいた。今後の評価対象拡大の要望などを受けて、会社は健康を維持している人に支給される「健康維持手当て」を含めた制度を検証し、あらためて健康推進施策を打ち出す予定だ。

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