2019年 12月 16日 (月)

「ツイッター中毒」の社員をクビにできるのか

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   日本国内での利用者が約1000万人に達したというミニブログサービス「ツイッター」。利用者の素顔があらわれやすいのが魅力で、仕事とプライベートの境目なく使っている人も少なくない。しかし職場の中には、それをこころよく思わない人もいる。

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部長に叱られてもケータイから「つぶやき」

――卸売業の人事です。営業課長から、部下である30代男性のA君について相談を受けました。なんでも彼はいま「ツイッター」にはまっており、そのことで最近、部長から大目玉を食らってしまったのだそうです。
   彼は中堅の営業マンで、前職のIT企業での経験を活かし、営業をしながらクライアントの小売店に対してマーケティング手法やITツールのアドバイスをして好評を得ていました。その情報収集の過程でツイッターに出会ったようです。
   ところが最近、A君はツイッターに夢中になりすぎて、仕事中も会社のパソコンから「つぶやき」をさかんに投稿していることが判明。そのせいかどうかは分かりませんが、ここ数カ月は営業成績も芳しくなく、周囲がやきもきしていたところでした。
   あるとき、同僚がパソコンを覗き込むと、A君は誇らしげに、

「いやあ、この前ようやくフォロワーが3000人を突破してさ。何か発信すると、誰かしらすぐに反応してくるから面白いんだよね。お前もやってみたら?」
と言われたとのこと。彼の勤務態度が気になっていた同僚は、そのことを営業部長に報告すると、部長は「成績も上がらんくせに。いますぐツイッターをやめさせろ!こんどやったら、パソコン取り上げるぞ」とカンカンに。
   しかしA君は、会社からの書き込みはやめたものの、外出先から携帯電話でのつぶやきをやめません。同僚によると、部長の叱責以来、会社の悪口まで書き込むようになっているのだそうです。
   部長は「もし続けているたら即刻解雇だ」と怒りが収まらないよう。しかし、携帯電話は私物ですし、業務時間以外でも、どこまで禁止できるものなのでしょうか。解雇も簡単にできないと思うのですが――

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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