「9億円当たった」という噂が職場に流れてしまった

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   神奈川県の平塚市が運営する平塚競輪で2010年10月、国内のくじ史上最高額の配当金が出ました。その額、なんと9億598万7400円。当せん者を出した「チャリロト」は、後半7レースの1着をコンピューターが自動で選ぶもの。すべて的中すると配当金が支払われますが、誰も的中しなかった場合は次回に持ち越されるので、高額配当になることも多いのだそうです。

「100万貸せ」という先輩あらわる

「あいつ、実はカネ持ってるらしいぜ」
「あいつ、実はカネ持ってるらしいぜ」

   幸運な当せん者は、中国地方のY県に住む男性。地元では「うちの県に9億円を手に入れた人がいるらしい」と大騒ぎになったようです。県内に勤めるadiosamigoさん(女性でしょうか)の職場も、この話題で持ちきりでした。

   そんなある日、彼女は出勤前に銀行に立ち寄り、給料を全額おろして出社しました。社内の自動販売機でジュースを買おうとすると、お札でいっぱいに膨らんだ財布を見て、同僚が「おっ、金持ち!」と声をあげました。

   そこで、つい冗談で、

「チャリロトで9億円当たったもんで」

と答えてしまいました。タイミングとしては、絶妙のジョークだと思うのですが。

   しかし同僚は、そんな大金を持っているのはおかしいと思ったのでしょう。一部始終を別の人たちに話してしまったようなのです。

   それからというものの、「彼女はカネ持ってるらしい」「チャリロトの当せん者は彼女なんじゃないか」という噂が広がっていきました。その範囲は職場にとどまらず、取引先の会社にまで。最近マイカーを新車に買い換えたのも、勘違いに拍車をかけたようです。

   彼女の自宅を訪れ、真面目な顔で「100万円貸してくれ」という会社の先輩まで現れました。「あれは冗談なんです」と言っても信じず、最後には仏頂面で捨てゼリフを吐いて帰る始末。

   それ以来、なんだか周囲の人たちがよそよそしくなったような気がしてなりません。当せん者は自分でないと証明したいものの、預金通帳を見せても「他にもあるだろう」と勘ぐられそう。そこでQ&AサイトのOKWaveで知恵を借りようと考えました。「どうしたら、冗談だったと信じてもらえるのでしょうか?」

「お金が絡むと本性が現れる」

   噂が立ってからは「あいつは大金が転がり込んだくせにメシもおごらない」「セコイ奴だ」と思われている、と質問者さんは言いますが、それが実際に耳に入った言葉なのか、そういう不安が高まっているだけなのかは分かりません。ただ、

「年の瀬など、お金があると思って強盗にでも入られたらどうしよう」

と不安を募らせていると聞くと、何とか対策を考えてあげたいとも思います。

   とりあえず、仕事に差支えがあっては困ります。回答者のneKo_deuxさんも「直属上司へ相談、説明してもらうとか」とアドバイスします。質問者さんが上司に相談したところ、「本当に当たっていないんだな!」と言われたのだそう。噂は相当な信憑性をもって受け取られているようです。

   kennydesさんは、もう一回別のウソを言って噂を流してみたらと提案します。

「株で9億円すっちゃった。一文無しだから金貸してと言ってみたら?」

   質問者さんが「株で9億は現実味がない」というと、key00001さんが、本当の当せん者は別にいるという噂ではどうかとアイデアを出します。

「〇〇町の主婦らしいとでも、もっともらしいコトを付け加えたら?」

   質問者さんも乗り気ですが、「それがまた思わぬ別の事件に発展したら?」と不安をぬぐえません。

   mikan7778さんは「辞めることを検討したらいい」と言いますが、そんな理由で退職するのはバカらしいし、「やっぱり当たっていたんだ」と認める形にもなりかねません。

   結局、「人の噂も七十五日」ということで、陰口に惑わされず淡々と毎日を過ごすしかないのかもしれませんね。質問者さんも、「お金が絡むとその人の本性が現れる」「周りの人の人間性を確かめるいい機会だったかも」と、あきらめ顔です。

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