2020年 9月 29日 (火)

160キロ右腕・大谷投手のメジャー挑戦に見る「海外就職のメリット・デメリット」

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   花巻東高校の大谷翔平投手が、メジャーリーグへの挑戦を表明したそうです。

   海外のレベルの高い場所に挑戦する選手が増えることで、日本代表チームの底上げがなされているのはサッカーでも実証済。彼の挑戦は一野球ファンとして、大いに応援したいと思います。しかし、自分だったら高校卒業後すぐに渡米するかな?という疑問は感じます。

「日本人」というだけでチャンスが多い現状の日本野球

ドジャースタジアムの野茂投手。パイオニアの生き様は、いまも柱に刻まれている
ドジャースタジアムの野茂投手。パイオニアの生き様は、いまも柱に刻まれている

   日本のプロ野球から渡米した選手の成績からも分かるとおり、メジャーリーグの方がレベルが高く、競争ははるかに厳しいです。高校を卒業して即メジャーに上がる選手は皆無で、マイナーリーグで実力をつけ、何年もかけて上を目指す形になります。

   一方、日本のプロ野球の場合、ダルビッシュ有投手や田中将大投手のように高卒1、2年目で先発ローテーション入りして活躍する選手もいます。その間にも給料は上がるので、少なくとも最初の5年間の稼ぎという点では日本の方が有利になる可能性が高いです。

   与えられるチャンスの量や生活面の環境も、日本の一軍の方が米マイナーより恵まれているでしょう。なぜこのような違いがあるかといえば、日本では「日本人である」というだけで、外国人選手よりも機会が与えられやすいからです。

   日本のプロ野球には外国人枠があり、試合に出場できるのは4人までです(投手2人、野手2人。FA資格取得者は除く)。つまり、外国人であるというだけで出場機会が激減する、日本人にとって有利な場所なのです。

   だったら、この有利な場所でFA権を獲得する前後までプレーして、充分な実績を積み、その後メジャーに挑戦したダルビッシュ投手のようなキャリアを目指す方がいいのではないかと思ってしまうわけです。

   日本人が海外で働くときも、この日米のプロ野球リーグと同じことが言えます。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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