2024年 4月 25日 (木)

45歳独身サラリーマンS氏は「生命保険の全解約」をしても大丈夫なのか

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

ネット・通販生保への切り替えで保険料が下げられるかも

   山本氏によると、S氏が加入した90年代初頭の保険商品には、予定利率(契約者に約束する運用利回り)が今と比べて非常に高いものがあるという。払済保険などへの切り替えにも有利だが、継続を含めて慎重に確認すべきだ。

   しかし、自分だけでは何をどう考えればいいのか分からない人は、どうすればいいのか。山本氏は、普段から「かかりつけ」のファイナンシャルプランナー(FP)や保険代理店とのつながりを作っておくべきだという。

   FPのいいところは、家計全般を診断して最適な保険商品を提案してくれること。客観的なアドバイスが期待できるが、基本的に有料な場合が多い。なお、今ならオリックス生命が費用を負担するFP無料相談キャンペーンを2013年3月末まで開催しているそうだ。

   相談相手が保険代理店の場合、「会社が売りたい商品ばかり推されるのでは」と心配になるが、最近では複数の保険会社の商品を組み合わせた情報提供を無料で行ってくれるところもあるので参考にできる。

   加えて近年では、新しい収益モデルを開拓するネット・通販生保の商品の中に、保険料を抑えながら充実した保障内容の商品が登場している。S氏が加入した頃は訪問販売が主流だったので、契約を切り替えることで同じ保障を確保しながら保険料が下げられるかもしれない。

   保険は将来のリスクに備えておくもの。健康状態や年齢による制約で見直しができなくなってしまう前に、「私、このままで大丈夫なんでしょうか?」と腹を割って相談できる人をちゃんと確保しておきたいものだ。

週刊 ダイヤモンド 2012年 4/21号 「騙されない保険」
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  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2012/04/16
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