2019年 9月 21日 (土)

「濃い味」「辛味」ブームの次は? 2013年は「苦味」が市場を席巻

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   いつの時代にも「食」のヒット商品は存在するが、それらは同時期における「味」のトレンドと密接な関わりを持っている。そして2013年、味のトレンドにおいて主役になると見られているのが「苦味」だ。

ここ数年は「濃い味」と「辛味」がトレンド

「苦味」流行の予測にはストレスが大きく関わっているとか
「苦味」流行の予測にはストレスが大きく関わっているとか

   味香り戦略研究所の発表によると、ここ数年の市場では「濃い味」と「辛味」がトレンドとされている。

   前者は2005年にヒットした花王の『ヘルシア緑茶』が先駆けで、その後ペットボトルの緑茶飲料で続々と「濃い味」バージョンが発売された。後者は2009年頃ブームとなった「食べるラー油」系の商品がその代表となっている。

   同研究所の菅慎太郎氏によると、「濃い味」や「辛味」は飽きも早いジャンルのため、今後はライトな味が流行すると考えられていた。その流れを変えたのが、近年大きな問題になっている「社会人のストレス」。現代人の抱える不安や孤独が、味のトレンドを「苦味」へとシフトさせているという。

   実際、すでに「苦味」流行を予見させる現象として、ブラック無糖のコーヒーや甘味を抑え目にした低果汁飲料が以前より増えてきている。もちろん、前述した緑茶飲料の「濃い味」シリーズもその流れを作り出したひとつだ。

   なぜストレスの解消として「苦味」が選ばれるのか。その大きな理由が、長い歴史の中で「苦味」が積み上げてきたイメージ。「苦味」は、古くから「薬の象徴」とされ、“何かを治す”イメージを連想させてきた。その結果、体の重みやストレス、苦しさを感じると、本能的に苦味を求める傾向が出て来た。健康食品が苦ければ苦いほど、その効果が高いように感じられるのもひとつの例といえる。

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