2019年 10月 18日 (金)

多様化する日本の若者たち 画一的で保守的な価値観に閉じこもる中高年

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バブル世代は若者の多様化に怯えているのでは

   学生にとってのキャリアの選択肢が何倍にも増えるにつれて、学生間の格差が広がり、選択肢の多さの分だけいろんな学生がいる状態になっています。

   超保守的な学生から、上海やベトナムでインターンする学生、ベンチャーを興す学生もいれば、はたまた日本の高校からハーバードに合格し博士号を取って帰ってくる人まで。

   学生間の意識の高低、スキル・語学力や行動力の有無によって、信じられないほどのバラつきが広がっているように思います。もはや「日本の大学生」といったバブル世代が思い浮かべる典型的な学生は存在しなくなっているのでは、というのが私の実感値です。

   しかし、多くの年寄りの世代は、典型的な学生像を作りたがる。というか、そういう学生像がいてほしい。そしてその学生像に対して、自分の過去を振り返ってうんちくを垂らしたい。

   「今の若いモンはなってない」とか「保守化が懸念される」とか、そういうマスコミが好きな言葉を呟きたいだけなのでしょう。しかし若者たちはそんなレールを外れて、思い思いの幸せを追求し始めている。むしろ画一的でなくなってきている学生に怯えているのは、バブル世代なのかもしれません。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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