カンボジアで「50万円起業」 グローバル化がもたらす新しい自由
2013.08.29 11:45
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日本人は実質的にノーリスクで練習できる
脱サラや定年退職して、退職金を使って店を持ったという話がよくありますが、結局退職金のほとんどをお店の開業費につぎ込まざる得ません。
そして飲食店が成功する確率は非常に低く、何十年も続くこともめったにありません。大概は赤字で1~2年で閉めざるを得ない。そして退職金を全て失い、途方にくれるのが基本的なパターンです。
なにが言いたいかというと、いきなり日本で2000万円も投資してしまうというメンタリティが、リスク管理という観点からはヤバイということです。すべてのリスクをそこに集中してしまうのですから。
第二の人生でカフェなど飲食店を開きたい人がいるなら、まずはカンボジアで試しにやってみてもいいと思うのです。カフェの開業なら50万円もあれば十分でしょう。しかもカンボジアなら、夫婦そろって月に10万円もあれば生活できます。
いろいろ反論はあるでしょうが、これは練習です。半年くらいやって閉めてもいいし、1年で放り出してもいいし、はじめから1年限定としてもいいでしょう。どんな失敗をしても、どんなに気変わりしても、これならほとんど失うものはないはずです。