6社に1社が経常最高益 自動車、スマホ関連がけん引

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   2014年3月期の連結経常利益が過去最高となる企業が266社と、2008年秋のリーマン・ショック後では最多になる見通しで、6社に1社が最高益となる。日本経済新聞が3月期決算企業1647社(新興・金融・電力など除く)を対象に集計し、2013年11月19日に報じた。円安や堅調な内需を追い風に自動車やスマートフォン関連企業の収益力が一段と上向き、全体をけん引。上場企業の収益回復の裾野が広がっている。

   全体に占める最高益見通しの企業の比率は16%強。リーマン・ショックによる金融危機が本格化する前で、上場企業の経常利益が最高となった2008年3月期(約25%)以来の水準。

   2013年上期(4~9月期)決算は、円安で輸出競争力を取り戻したり好調な内需を取り込んだりして、久しぶりに増収に転じる企業が相次いだ。コスト削減頼みだった企業業績の回復が、売り上げを伸ばして利益も増やす「成長型」に変わり始めたようだ。

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