2018年 10月 17日 (水)

ビヨンセが「無為自然」の境地に到達? 最新アルバムが大成功したワケ

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   歌手 ビヨンセの最新アルバム『ビヨンセ』が、アップルのiTunesで史上最高の販売枚数を記録した。3日間でダウンロード数80万件、104か国で売り上げ第1位になったと報じられている。

   このことは音楽業界のみならず、世界中で話題となった。その理由は、iTunesにおける記録を更新したことともう一つ、発売前にマス広告によるプロモーションを一切しなかったからである。

告知用ビデオ公開は、配信直前

インスタグラムに投稿されたビデオ
インスタグラムに投稿されたビデオ

   アルバムは、12月13日(2013年)に全世界のiTunes Storeで独占配信された。その直前、ビヨンセは写真・動画共有アプリ インスタグラムに「Surprise!」というコメントとともに告知用ビデオを公開。そして、配信と同時にフェイスブック、YouTubeのオフィシャルチャンネルでビデオを公開した。

   このサプライズは、ビヨンセのファンたち、そしてその友人たちや業界の著名人たちを驚かせた。ツイッター社が公開したデータは、アルバムに関する口コミがアメリカ東海岸、イギリス、トルコを起点とし、その後アメリカ西海岸、南米、アジアに拡がっていったことを示している。

   また、「プロモーションをしない」ということが、メディアに報じられて、さらなる話題を呼んだ側面もありそうだ。

「プロモーションをしない」がプロモーションに

ピンクの点がツイッターでのつぶやきを表している
ピンクの点がツイッターでのつぶやきを表している

   プロモーションをしない、ということがプロモーションになるのは、もちろん世界中にファンがいるビヨンセだからこそ。しかし、それを決断し、実行したことは賞賛に値するのでは? 失敗のリスクを考えると、できそうで、なかなかできないことだ。

   今回の出来事により、「ビヨンセには熱狂的なファンがいる」ということを周囲に伝えられたことは、新たなファン層の拡大に寄与するかもしれない。「無策の策」が功を奏した。(岡徳之)

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