2024年 3月 29日 (金)

タイのお金持ちが日本へ大挙しておしかける!? 熱い視線が集まる理由

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   先日、日本からバンコクに来た友人がこんなことを言っていました。

「最近、東京-バンコク便がいつも混んでるんですよ。今回は、アジアアトランティック航空(成田-バンコクが往復4万9000円のLCC)で来たんですけど、タイ人の観光客でいっぱいでしたよ」

   2013年7月から、タイ人(とマレーシア人)が日本に来る際に、15日以内であればビザは不要となりました。それまで、観光ビザが必要だったにもかかわらず非常に多くの(2012年で26万人)のタイ人が日本に訪れています。これは、韓国・中国・台湾・香港・アメリカ人に次ぐ第6位であり、タイでの日本の人気がよくわかります。

   「ビザ緩和」になったことで、この観光客数は一気に増えることが予想されており、実際肌感覚でもそれを感じられるわけです。

バンコクのあちこちにHISの支店

日本への旅行案内がズラリと並ぶ
日本への旅行案内がズラリと並ぶ

   1年ぶりにバンコクの街を歩いたところ、驚いたのが、あちこちに日本の旅行社HISの支店があることです。ASOKというバンコクの中心地に大きな支店があったのは昔からですが、小さな店が、モノレールの駅を中心にあちこちにできています。そして、その店では、タイ語で書かれた日本旅行のチラシがたくさん飾ってあるのです。

   価格は、東京航空券往復 1万2800バーツ(約4万円)から、北海道7日間パッケージツアー 7万4900バーツ(約24万円)までよりどりみどり。このようなタイ語のパンフレットを市中の色々なところで配っているということは、このレベルの旅行をする人がたくさんいるということです。

   タイ人の平均給与は月給1万バーツ(3.2万円)程度といわれていますが、エンジニアなどでは3万バーツ(9.6万円)くらいもらっている人はたくさんいます。日本語などの言語が話せるITエンジニアなら、4~5万バーツ(12.8万~16万円)もらっている人もいるそうです。

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森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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