2019年 8月 18日 (日)

「母の介護」理由に頻繁に休む社員 「ズル休みではないか」と面談すべきか

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臨床心理士 尾崎健一の視点
過去の事実確認より、これからどうするかを話し合う

   有給休暇や介護休業など、認められている休みを取得することは問題ないはずです。問題になるとすれば、「突然の休み」ではないでしょうか。「突然の休み」は、当日の仕事の段取り変更や、それをフォローする周りの人への負担が高いものです。

   これまでの「事実がどうであったか」より、今後「どうしていくか」の方が重要です。まずは、現状起きている「突然の休み」が仕事に影響している問題を話し合いましょう。そして、母親の容態などやむを得ない事情は理解するけれども、今後は出来るだけ「計画的な休み」の取り方を合意することから始めてはいかがでしょうか。

   その上で、どうしても「突然の休み」が改善しないようであれば、業績評価に反映させるなどのプロセスに移行します。

   そもそも全く別の理由で突然休んでいたとしても、それを言い出せない事情は何なのか、に目を向けてお互いに理解を深める職場にしたいものです。

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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