2019年 6月 19日 (水)

雪の日にバイトを早く帰したら「その分の時給を払え!」と言われました

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臨床心理士 尾崎健一の視点
個人もリスクマネジメントの観点を

   今回の措置は、「悪天候による災害防止」が目的であり、店の営業の是非は不可抗力と言えないまでも議論が分かれそうです。もし、無理に働かせて帰宅困難になったり帰宅中に災害に遭ったりすれば、何故それを予測しなかったと批判されるでしょう。

   経営側のリスクマネジメントとして極力リスクを避ける判断をすることは、今後も組織を維持し給料を払い続けるためには必要なことです。

   Aさんも、目の前の時給という金銭面だけに囚われず、万一災害に遭った時に有形無形の代償を払わなければならないことを想像出来た方が、長期的なより良い生活の質を得られるでしょう。

   そういう意味では、組織の経営者だけでなく個人も、リスクマネジメントの観点を持っておくべきです。

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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