2024年 4月 24日 (水)

「意識だけ高い」タイプは、長い目でみても「残念」なだけ

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単なる自分のあこがれでは…

   一方で、実行につながらない意識の高さもあります。たとえば、

・海外部門のエースとして、バリバリと新規事業を打ち立てたい
・社会起業家として、尊敬を集める人になりたい
・フリーランスとして、自由に仕事をして行きたい

といったもの。これはなんでしょうか?目標ではなくて、自分のあこがれ、自分がなりたい「状態」を表しているに過ぎません。何かの成果を残した結果としてそういう状態になるのであって、これ自体は目標でもなんでもありません。

   「意識だけは高いが、実行がちぐはぐなタイプ」の人の意識や目標をきいていると、この手の状態についての意識が妙に高いタイプが多いのです。

   そういうタイプでも、長い目でみてあげると実行もついてくるかというと、そうではありません。いくら待っていても、こういうタイプの目標からは、成果はでてこないのです。これが、よくいる「意識の高い」(笑)タイプです。

   面接などで後者の「目標」を掲げた場合、意識が高いとは受け取ってもらえず、失笑を買ってしまいますので注意しましょう。

   こうした内容も含め、仕事選びや就職のヒントに関して、拙著『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?』という電子書籍に考えを纏めています。もし、就職で悩んでいる方がいれば、手にとっていただければ幸いです。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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