2024年 4月 27日 (土)

1年間の育休を突然Web申請 その時上司が心に誓った「彼女の復帰後の処遇」

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遅刻理由に「ベッドから落ちて意識不明になった」

(6)あからさまなウソ

   最後は、論外だが、あからさまなウソを言って休むのは、やはり絶対にNGなようだ。理由は、「表面的には信じたフリをしても、絶対にウソだとばれているから」。

   前出金融機関管理職氏が言う。

「昨日の晩に、取引先と飲んできますと言って元気そうに出て行った部下が今朝になって『子どもが熱を出しまして病院に連れていきます』とか言い出す。ウソだろお前、ただの二日酔いだろってのがバレバレで、だったら、ウソを言わずに『二日酔いですから遅刻します』と言って欲しい。正直に言ってくれればこっちだって人間ですから『だったらお前、たまには一日休めよ』くらい言ってあげますよ」

   過去にズル休むを重ねた猛者ともなると「ベッドから落ちて意識不明になった」だとか「食べ物をのどにつまらせた」「牡蠣にあたった」といった手の込んだウソをつくと言うが、「どれも嘘だとばれている」と言う。

   休暇の取り方に、変化球は無用のようだ。(佐藤留美)

佐藤 留美(さとう・るみ)
ライター。企画編集事務所「ブックシェルフ」(2005年設立)代表。1973年東京生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒。出版社、人材関連会社勤務を経て、現職。著書に、『資格を取ると貧乏になります』(新潮新書)、『人事が拾う履歴書、聞く面接』(扶桑社)、『凄母』(東洋経済新報社)、『なぜ、勉強しても出世できないのか?』(ソフトバンク新書)、『結婚難民』(小学館101新書)などがある。
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