2020年 7月 4日 (土)

業績伸び悩みは「社長の僕が悪いのか、社員が悪いのか」 そんな組織に欠けている「力」

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もうひとつ別の力、「仕組む力」とは

   一般に設立から5年以内に9割以上の会社が姿を消すと言われている中で、生き残る会社はほぼ100%と言ってもいいほど、経営者にその人脈も含めて人並み以上の営業力が備わっているものです。言ってみれば、経営者の「仕掛ける力」なくして新たに設立された会社は存続し得ないわけです。しかし存続だけでなく発展という形でさらに先へ行くためには、もうひとつ別の力が必要だというのが私の持論です。それが「仕組む力」です。

   N社長が言っていた「僕は何もしていない」が本当なら、その裏にあるものは「仕組む力」に違いない、と私は思いました。社内の管理や事務フローはもちろん、営業の基本スタイルや個々の社員が身につけるべき知識などまですべてが仕組み化されているなら、間違いなく社長はこまごました仕事を一切せずとも会社が前に進み、自らは判断業務だけに専念している状況になるはずですから。

   そんな私の話を聞いたD社長、何かに気づいたように言いました。

「『仕組む力』って、要は基本パターンをつくって自分がやっている仕事を部下や後輩にやらせることですよね。それ、俺が昔サラリーマン時代にも上司から言われていたことですよ。自分を楽にする方法は基本を教えて、自分の代わりをつくることだって。それかぁ!」

   会社を存続させ、そして発展させる経営者に求められる、「仕掛ける力」と「仕組む力」。そのことに少し気づきを得た様子のD社長は、彼の能力の高さできっと発展軌道をつかむのではないでしょうか。またの機会にお目にかかるのが楽しみになりました。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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