2019年 10月 18日 (金)

「賞与下がった」理由説明は不要か

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   世間は年の瀬を迎え、今年も賞与支給のシーズンになりました。景気の加減は上向きなのか否か判断は難しい部分もありますが、少なくとも一時期の「底」は脱した感が強く、「底」を脱したからこその話も聞こえてきました。

   社内研修でお付き合いのあるIT機器商社D社。顔みしりの社員が、私にこんなことを質問してきました。

「賞与評価のフィードバックをして欲しいと思っているのですが、してもらえないものでしょうか。業績が悪い時期は、がんばったところで『業績が低迷しているので申し訳ない』との社長の説明が全てを物語り、必要以上にフィードバックを求めても仕方ないと思ったものですが、業績が上向き加減の今期は、賞与の額に自分の評価がどのように反映されているのかぜひとも知りたいと思いまして」

賞与評価とフィードバックの実情

ボーナス、下がったわぁ~
ボーナス、下がったわぁ~

   なるほど、これまで業績低迷を理由に何基も連続で抑え気味の賞与に我慢を強いられてきた従業員の本音として、今期もらえる賞与がどのような評価に基づくものであるのか、教えて欲しいというのはごもっともなお話です。

   一方で、中小企業では賞与は社長の裁量ひとつで決められているケースも多く、社員に聞いたところではD社も、個々の実績は社長が把握していながらも具体的評価の見えない支給を長年続けてきているようでした。そこでまず、賞与評価とフィードバックの実情をF社長に聞いてみることにしました。

   「実績は上長から報告させているので、それをもとに評価はしている。各役職の平均支給額を決めて、良くやっている者に数万円を上限に上乗せ、努力が必要なものからは逆にマイナスする(マイナスは上限なし)」のが基本パターンであると。

「フィードバック?多く支払った者には、折を見て『少し上乗せしたからがんばれよ』と言っている。下げた者は言わなくても気がつくものだよ。だから特に話はしてない。減った金額を見てがんばるヤツはがんばる、がんばらないヤツはいずれ消えて行く」
大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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