2020年 12月 3日 (木)

大学「助教」への「険しい道のり」 採用後も超不安定だった

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   またまた大学の先生になる方法のつづきね。今回こそ完結する・・・はず。

   博士号を取って停職にもつかず・・・、じゃなく、ポスドクなどのテンポラリな研究職を経て、30歳前後になって、ようやく大学の先生の応募資格を得る。そこで、前回書いたように公募に応募することになる。

海外留学中でも「自腹」で面接

厳しい世界なのでした・・・
厳しい世界なのでした・・・

   で、順調に先生になれるかというと、公募で採用というこの門が極めて狭い。基本採用人数は1人である。一般にこの募集に有に2桁、分野によっては3桁近くの人から応募がある。一般にはその中から2~3人に絞って面接。それ以外の方には皆、

「残念ながら今回は貴殿の希望に・・・今後のますますのご発展をお祈り申し上げます」

とお祈りメール(手紙)が届く。「お前になんて祈ってもらいたくないわ!!」という声が聞こえてきそうなのは、一般の就職活動と一緒。

   うまいこと面接に残れれば超ラッキー。しかしそれでも採用される確率は、1/2~1/3ぐらいね。ちなみにこの面接、たいていは自腹で行くことになる。ふつう大学は教員採用のための特別な予算なんて組まない。よって面接の旅費なんて出ない。場合によっては日本の端から端まで自腹で面接に行くことになる。それどころか、海外留学中だったりすると、自腹で日本と往復することになったりもする。まあでも、採用されればいいんですけどね。しかし、

「残念ながら今回は貴殿の希望に・・・今後のますますのご発展をお祈り申し上げます」

とお祈りメールが届く人も当然いる。「どうせダメなら、書類審査で落とせよ!仕事休んで自腹切ってまで行ったんだぞ!!」という声が聞こえてきそうである。

プロフェッサーXYZ(えっくすわいじぃー)

国立大学を卒業し大学院修了後、助手として勤務。現在は東日本の私立大学の教授であり、フラスコを持ったリケジョの研究指導をしたり、シュレディンガー方程式に頭を悩ませる男子学生の教育を行ったりしている。受験戦争世代と言われた時代から、バブル世代、ゆとり世代、そして、ゆとりは終わった?という現代まで様々な教育・研究現場を肌で体験している。大学教育のみならず初等~高等教育の現場とかかわりを持ち、日々「良い教育は?」の答えを模索し続けている。ちなみにカクテル好きというわけではない、下戸である。また、「猫」も飼っていない。
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