2024年 4月 27日 (土)

のんびりしてる場合じゃないかも 「一味違う」就活イベント・セミナーを考える

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企業をドラフトで決める「リア就!? 2016」

   1~2月に開催するインターンシップ・セミナーで目立つものとして企業間での連携セミナーです。

   これは、1社単独ではなく、複数の企業が参加するものです。就職情報会社主催の合同説明会と違い、採用担当者同士の連携によるもので商業色があまりありません。

   参加する学生からすれば1社だけのセミナーよりも複数の企業の情報を得ることができてメリットがあります。

   企業側も、合同説明会と違い費用がかからない、1社単独よりも学生が集まる見込みが立つ、自社セミナー・選考の参加に誘導しやすいなどのメリットがあります。まあ、他社に内定学生を取られるリスクもありますし、前例がほとんどの企業でないため社内合意が得にくいというデメリットもあります。

   今回の掲載(1月5日)からすぐ締め切り(8日ごろまで)となるのがIT企業の「リア就!? 2016」です。

   参加企業はクレスコ、日本システム開発、横河ディジタルコンピュータなど8社。

   2014年開催に続いて2年目となる同イベントは、まず1月18日に「IT業界理解・合同企業イベント」を実施します。ここで仕事理解講座、パネルディスカッションなどがあり、その後、学生は企業ドラフトに臨みます。これは話を聞いて参加したいと思った企業のインターンシップ(期間は2~6日間で企業により異なる)を選択します。もちろん、競合することもあるので希望する企業に行けるかどうかは別ですが。

「企業も学生もお互いを見極めることが目的であり、採用直結型のイベントです。昨年はこのイベントから11人が内定を獲得しました」(クレスコ・細田敦史さん)
石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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