2019年 12月 15日 (日)

就活殺人事件のナゾを解け 「相棒」刑事が追い詰める「自己PR」のワナ

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「入社後も平気でウソをつきかねない」との見方も

   自己PRをどこまで「盛る」か、ほとんどの採用担当者は異口同音で否定的に話します。

   つまり、サークルなら平部員だろうが副部長だろうがどうでもいい。学生が大したことない話と感じていても、学生の素の姿を見て、一緒に働けるかどうかを判断したい。

   「盛る」でもウソでもいいから、いいところを見せてくれ、と話す採用担当者はほとんどいません。

   さらに辛らつな採用担当者はこうも話します。

「『盛る』でもウソでも話したいというなら、それはそれで構いません。ただし、その話、入社してから定年退職するまで30年だか40年だか、ずっと突き通す自信があれば、ですが」

   もちろん、これはそんな自信などあるはずがない、との裏返しによるもの。

   序盤の面接ではウソが判明しなくても、中盤以降の面接で掘り下げて質問したり、面接前にちょっと検索したりすれば、ウソかどうかは大体判明する、と多くの採用担当者が話します。

「『盛る』も多少ならまだ見逃せますが、やってもいない経験をしたと話す『盛る』だと、入社後も平気でウソをつきかねないので、むしろ落としていきます」

   こう話す採用担当者もいました。

   「相棒」では、ウソがばれた犯人に杉下右京警部が語ります。その内容は、多くの採用担当者の言っているものと変わりません。

「たとえ嘘がばれなかったとしても、あなたは幸せになれなかったと思いますよ。偽りで始まったものは、その後もずっと偽りの人生でしかないのですから」
石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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