2024年 4月 19日 (金)

「文系女子の志望業界」でマスコミが「初」の1位 これって不思議?当然?

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広告代理店人気の存在

   上記のように以前から上位常連とはいえ、「斜陽産業」との指摘も出て久しいマスコミ業界が、ここに来て文系女子への人気度をアップさせ、1位を獲得した要因は何なのだろうか。

   ヒントとなりそうなデータが「マイナビ大学生就職企業人気ランキング」にあった。

   15年卒のランキング(14年3月27日発表)で上位100企業にランクインしたマスコミ系の企業は、文系で5位に電通、6位に博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ、11位に講談社、20位に集英社、38位にKADOKAWA。新聞・テレビでは、40位にようやくNHKが入る。

   文系女子のランキングでも、6位に電通、7位に博報堂/博報堂DYメディアパートナーズと、やはり広告代理店が上位に入っている。さらに、11位は講談社、15位は集英社で、32位にNHK、33位にKADOKAWA、43位に小学館、48位にポニーキャニオンと続く。以下、64位にフジテレビジョン、71位に日本テレビ放送網、73位に朝日新聞社、99位にアサツー ディ・ケイという結果だった。

   新聞・テレビよりは、広告代理店や出版社、特に広告代理店の人気が、「マスコミ志望」の順位を押し上げた可能性があるようだ。前年調査(14年卒対象、13年3月発表)と今回を比べた範囲では、電通は9位から6位へ、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズは15位から7位へと上昇している。博報堂の方は、前々年から前年との比較でも「12」もランキングが上になっており、2年で「20」も順位が上がっている。テレビ・新聞・出版社の各社は、横ばいや微増、微減などで、特定の傾向はうかがえなかった。

   各就活情報サイトの人気企業ランキングは、例年2月末頃から発表され始める。今年のマスコミ人気は、果たして広告業界人気によるものなのか、はたまた新聞・テレビがここにきて息を吹き返しているのか、要注目だ。(MM)

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