2024年 4月 27日 (土)

災害ボランティアの「落とし穴」とは

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真面目で優秀な若者がなぜ

   当時の私は、「真面目で優秀な若者がなぜカルト的な教団入りしてしまうのか」謎だった。私は、自他共に認める「政治音痴・宗教音痴」であるが、心の闇の怖さは自覚している。しかし、きっかけはこんな身近な日常生活の隙間(近く)にあるというわけだ。「心の闇」や得体のしれない凶悪事件も、その端緒は、些細なことから突然はじまるのである。

   オウム真理教の信者による地下鉄サリン事件などの凶悪犯罪から20年が経過した。最近のニュース報道では、元信者らにより結成された、新しい(事実上後継)教団「アレフ」が信者を増やしているという。その入り口も、手作りのパンフレットなどによるヨガやサークル勧誘などである。時代が変わろうと、心の闇に陥る手法(罠)、落とし穴に変化はないようだ。

   平穏な日常に感謝しながら、地に足をつけてしっかりと生活して行かなければならない時代なのである。

   「断り上手はトラブル知らず」。こうした勧誘をどのように断るかについては、次回伝授したい。(援川聡)

援川 聡(えんかわ・さとる)
1956年生まれ。大阪府警OB。元刑事の経験を生かし、多くのトラブルや悪質クレームを解決してきたプロの「特命担当」。2002年、企業などのトラブル管理・解決を支援するエンゴシステムを設立、代表取締役に就任。著書に『理不尽な人に克つ方法』(小学館)、『現場の悩みを知り尽くしたプロが教える クレーム対応の教科書』(ダイヤモンド社)など多数。
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