2018年 8月 17日 (金)

出世はバカらしい? 「部長も社長もご免こうむりたい」若者ら

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   「出世か、左遷か、出向か」をめぐり激しいバトル――そんな銀行内の人間模様を描いたドラマ「半沢直樹」(TBS系)が人気を集めたのが2013年。出世は今もビジネスパーソンの関心事のようだが、2015年のいま、若い世代はどう考えているのか。

   出世に関する若者の意識調査の結果が、このほど公表された。調査元は異なるものの、5年前のある結果と比べると、興味深い傾向がうかがえる。

「責任だけ増えるから」

「そこそこ」がちょうどいい?
「そこそこ」がちょうどいい?

   就活準備の学生応援サイト「就活スタイル」が、「若者の出世願望調査」の結果を公表した(2015年3月4日)。

   3月現在、内定を得ている20代の学生219人に「入社する企業では、将来どの役職まで出世したいですか?」と質問したところ、「役職にはつきたくない」が59人で「大差」で最多、という結果になった。

   最も人気のある役職でも「部長」の39人で、「社長」はわずか13人、「会長」は12人だった。

   役職につきたくない理由は、「給料は(たいして)あがらないのに、責任だけ増えるから」「昇進よりワークライフバランスをとりたいから」「一般社員で気楽にワイワイやっていたい」などが挙げられた。「重責が嫌」「プライベートが大事」という人が多いようだ。

   一方、出世を狙っている人からは、「何事もトップを目指さないヤツは成長しないと思う」、「社長として日本を引っ張っていきたい」、「部署をまとめられるくらいまでは成長したい」など、なかなかギラギラした声も上がっている。

かつて「部長以上」志望学生が6割超、のことも

   この結果公表に対し、ツイッターなどでは

「同じような気持ちです。若くないけど・・・」
「そりゃ給与ほとんど据え置きで職責アップ、ストレス倍増ではやりたがらないだろう」
「ほどほどのポジションにいて,アフターファイブに仕事以外で自己実現するのが、一番いいよね」

など、すでに社会に出ている人々からも「わかる」との声が多く上がっている。

   一方、5年前の同種調査では、異なる傾向が出ていた。

   人事の総合ソリューションを提供するレジェンダ・コーポレーション(東京・新宿区)が行った「2010 年 4 月入社 大学生・大学院生の社会人としての意識調査」(10年2月18日発表)によると、「将来、仕事での役職について希望するもの」について「社長・取締役になりたい」と回答した学生は27.8%。「部長になりたい」が36.6%で、「出世したくない」「アシスタントでよい」の19.6%を大きく上回っている。

   特に男性では、「社長・取締役」「部長」を希望する学生が、いずれも4割超という高い数字になっている。

   調査元が異なるため単純比較はできないが、こうした傾向が加速すれば「出世欲のある若者」が絶滅危惧種になる日もそう遠くないのかもしれない――?(MM)

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