2021年 5月 14日 (金)

もっと中小企業報道を 質量ともにバランスが取れていない

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メディアにとっての「両刃の剣」

   ブロガーを数多く抱える広告会社は、従来の広告会社と違って自らの情報発信力を持つ。また、既存の広告代理店とはあまり付き合いのない広告主を掘り起こしているケースが多い。これに目を付けるのはテレビ局だけではなく、活字メディアも同様だ。例えば、新聞の「生活・家庭面」に広告を潜り込ませる。かくして、インターネット上のブログから始まった広告がテレビ、活字メディアに広がり、「記事のような広告」が増えてきた。中堅・中小企業にとって、費用がかかるとはいえ、情報発信手段が拡大することは決して悪いことではない。ブログ体験型口コミ広告は、消費者に直接訴求できるので、これからも拡大するだろう。

   一方、メディアにとっては、「記事のような広告」が増えると、記事の信頼性が低下することにつながりかねない。広告収入が増えるのは好ましいことだが、両刃の剣といえる。中小企業広報を支援する立場から言えば、広告ではなく、もっと中小企業報道を質量ともに増やすのが先決ではないかと考える。大企業は約1万社。これに対し中小企業は385万社と99%を超える(2012年、中小企業庁調べ)。報道のバランスが取れていないと思うのは私だけだろうか。(管野吉信)

管野 吉信(かんの・よしのぶ)
1959年生まれ。日刊工業新聞社に記者、編集局デスク・部長として25年間勤務。経済産業省の中小企業政策審議会臨時委員などを務める。東証マザーズ上場のジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)の広報室長を経て、2012年に「中堅・中小企業の隠れたニュースを世に出す」を理念に、株式会社広報ブレーンを設立。
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