新入社員研修は「ライオンキングを観る」 社長が込めた想いとは

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   ユニークな取り組みをしている会社があるのでご紹介したいと思います。

   この会社は商業施設の企画、デザイン、設計をしています。

   社員には一級建築士の方がいたりと専門性が高いプロの仕事が求められます。

   社長はとてもユニークで、サービス精神が旺盛で人を喜ばせることが好きな方です。

「会社を100年永続させる」
「規模の拡大は求めない。組織と個を強くしていって結果として規模が拡大すればいい」

ということを仰っていて、そのためには人材育成の必要性を強く感じています。

主役も脇役も必要だ

さあ、研修だ
さあ、研修だ

   社内でいろいろな取り組みをしていますが、中でも面白いと思ったのは、新入社員に教育の一環として、ミュージカルのライオンキングを観に行ってもらったということです。

   見る前に伝えたことは以下の2つです。

1:これは研修なので、その意識で見てくること
2:後日、レポートを提出すること

   真の目的は、「主役も脇役も必要だ」ということに気付くこと、でもこれを最初から伝えたら考えることはしなくなります。ライオンキングを見てどういうことを感じるか、本当の目的に気づいてくれるかということに期待を込めたのだと思います。

   そして後日、社員から提出されたレポートを見ると、会社が意図した目的を分かってくれた社員が数人いたそうです。これは「教えないで教えた」ということだと思います。

   自分で「気づく」ということが大事なのです。

   ちなみに新入社員にライオンキングを見せることになったのは、社長がライオンキングを見て思いついたそうです。

「ライオンキングは主役だけでは成立しない。脇役もいて成立する。仕事も同じでいろいろな役割の人間がいて成り立つ。こういうことを社員に伝えたい。」

   このように思ったとお聞きしました。

   私はこの話を聞いて、「やはり経営者は常に会社のことを考えているのだな」と改めて思いました。

野崎大輔(のざき・だいすけ)

大学卒業後に無職、離職を繰り返し社労士として独立し、企業の労使トラブルの解決に奔走する。2013 年7 月に自律型人材育成専門コンサルティングを行うデストロイ・ジャパン株式会社の創業メンバーに加わり、専務取締役に就任。社員が自発的に行動する組織作りに注力している。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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