2019年 11月 16日 (土)

女子のオフィス服「ツインニット」 アピールするのは「従順な主体性」!?

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「私は自己主張をし過ぎない人間です」

   アパレル系の企業や、一部のベンチャーなどは別として、お固い雰囲気の職場には、「オフィスカジュアル」という暗黙のコードが存在します。女性誌を見ると、「お局様に嫌われない色の組み合わせ」とか、「スカートは膝上何センチまでなら嫌われない?」とか、「流行のガウチョパンツ、職場に着て行ってOK?」などの特集が、頻繁に組まれています。

   多くの職場には、「ファッションで自己主張し過ぎてはダメ!」という雰囲気があるのでしょう。確かに、やたらと「おしゃれアピール」をする女性社員は、悪目立ちしがちです。でも、流行のアイテムが着られず、ダサいと思われるのもイヤ。ああ、女子って大変・・・。そんな中、ツインニットは、着るだけで次のようなメッセージを発することが可能です。

   「安心して下さい。私はファッションで自己主張をしすぎないタイプ。やたらと尖った主体性を発揮しない、規範的な社員なんです」。ツインニットは、洋服の組み合わせに「頭を使わなくていい」。よって、職場を乱すことのない「従順な主体性」をアピールできるのですね。だからこそ、十数年に渡って売れ続け、今年も「再ブーム」なんて言われているのかもしれません。私も今シーズンは、ツインニットを大量に購入・・・いや、やっぱり止めておきます。自己主張、したいですから。(北条かや)

北条かや(ほうじょう・かや)

1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。著書に『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』。ウェブ媒体等にコラム、ニュース記事を多数、執筆。TOKYO MX「モーニングCROSS」、NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」(2015年1月放送)などへ出演。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
【Facebookページ】北条かや
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