2021年 3月 5日 (金)

「後ろ倒し」が就活本に与える影響 「振り回される」のは学生だけではなかった

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学生大迷惑の16年版・17年版の混在

   まあ、善意に解釈して、SPI試験の実施自体は例年通り、1月~3月であり、データ収集は十分間に合ったとしましょう。

   実際にそうした企業が多いことは、私も取材で把握しています。

   しかし、そうだとしても、問題はまだあります。

   年度版刊行の場合、どの本でも、多くの出版社では、刊行の1、2か月前には以前の商品の出荷を停止します。そうでないと、新年度版が売れなくなるからです。

   また、書店側も、入荷予定日が確定した段階で、新年度版刊行の1か月前には旧年度版を返本します。

   つまり、5月~6月刊行だと、3月~4月ごろにSPI試験を受ける学生は、関連本を入手しようとしても、入手しづらくなります。

   それから、書店によっては、新年度版と旧年度版を混在して販売するところもあります。

   一般書店では、さすがに少ないですが、ネット書店では、混在しての販売が当たり前。

   では、問題。2015年6月から8月にかけての4年生は、16年版と17年版、どちらを買えばいいでしょうか?

   グループディスカッションのテーマにもなりそうなくらい、ややこしい問題です。

   それとも、多くの学生が指摘するように答えは、

「古い年度のものを中古1円で買う」

なんでしょうか。5月~6月刊行の出版社関係者の方、ご回答をお待ちしております。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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