2019年 9月 19日 (木)

独立する部長が「開発チームごと」引き抜き こんなこと許されるのですか?

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   「いつかは自分の会社を持ちたい!」。みなさんの中でも、一度は思ったことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、日本の開業率を調べてみると、概ね5%程度と低いのが現状です。

   起業の際に大変なのは、人材の確保だと聞いたことがあります。見ず知らずの人よりも、気心も知れた顔ぶれの方が安心できると、独立前まで勤めていた会社から仲間を引き抜く例もあるようです。しかし、状況によってはトラブルに発展してしまいます。今回は、そんな「引き抜き行為」について考えていきます。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)

メンバー全員が一斉に、退職したいと・・・

開発中にメンバー全員が・・・
開発中にメンバー全員が・・・

   私は、IT関連のシステム会社で営業パーソンとして働いています。

   部長を筆頭に5人からなる開発チームが、画期的な新システムの完成をめざして頑張っていたのですが、完成目標の数か月前になって突然、開発チームのメンバー全員が一斉に、退職したいと言いだしたのです。

   全員退社などという事態になれば、目標通りの完成はとても無理で、そうなれば営業的にも死活問題です。

   事情を知っている社員の話では、開発チームの部長が、新たにシステム会社を立ち上げるために、チームのメンバー全員を引き抜こうとしているとのことでした。

   ヘッドハンティングという言葉もあるので、引き抜く行為自体は問題ないのかもしれませんが、開発中のシステムがある状況で、開発チーム全員を引き抜くような行為は、法的に問題ないのでしょうか?(実際の例を一部変更しています)

岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼っている。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」を更新中。編著に、労働トラブルを解説した『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
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