2020年 12月 1日 (火)

ワンマン社長は「言いっぱなし」「命令一辺倒」 だから「やらされ感」が蔓延する

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後継者や現場と「距離感」ある接し方になりがちなワンマン経営者

   後継であるご子息との「距離感」はどうか。以前常務本人から聞いた話では、「子供の頃から、父と言うよりは社長として存在していた」と。言ってみれば、ここでもまた、社長は後継者との「距離感」を必要以上に作り上げてきてしまったのかもしれません。

   「やらされ感」という言葉があります。どんなに素晴らしい理念や方針であろうとも、目線合わせのない一方的な指示命令は、受ける側に「やらされ感」を生み出してしまい、真意を捉えた取り組みや根底にある理念の浸透はなかなか難しい、ということになりがちです。後継者や現場と「距離感」ある接し方になりがちなワンマン経営者は、その繰り返しの中で知らず知らずに彼らの間にこの「やらされ感」を生み出してしまい、それが企業遺伝子の浸透を妨げ、後継の育成も滞る結果になってしまっているのかもしれません。

   スズキの社長交代関連報道に端を発した事業承継が抱える問題への別角度からのフォーカスでしたが、ワンマンであるが故に陥りやすい「やらされ感」の蔓延という落とし穴の存在は、H社長だけでなく多くの企業経営者に知っておいて欲しいものだと思います。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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