2021年 3月 3日 (水)

「新卒」社員に組織を教育してもらう 「使い捨て企業」とは対極の発想

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今までの組織運営では不足している部分が明確に

   先輩経営者に事業多角化による拡大の話をしたところ、「組織を次のステージに上げて成長させていきたいのなら、思い切って新卒採用を始めなさい」と意外なアドバイスをされたそうです。W社長が、「うちに新人を一から育ててモノにするなどという余裕はとてもないです」と返すと、「新人を教育するのではない、組織を新人に教育してもらうのだよ」と言われたのだと。

   先輩の意図は、新人を一人前の戦力としてしっかりと育て上げようと思って真剣に取り組むなら、新人の教育に合わせて制度を変えたり、体制を整えたり、組織の意識を変革させたり、今までの組織運営では不足している部分が明確になる。そして、それを毎年毎年積み重ねていくうちに知らず知らず組織は成長し、どこに出しても恥ずかしくない立派な会社になるのだということ。W社長は、そんな有難いお話に決意を新たにしたようでした。

「事業多角化と言うこの機会に、組織も大きく成長しなくてはいけない。私は新人に組織を教育してもらう精神で採用に臨むべきと思いました。そのためには、来年4月の新人入社に向けて、まずは管理者の教育をしなくてはいけないですね」

   私は新卒採用に賭ける並々ならぬ社長の決意を見せられ、当然その意向に賛同しました。使い捨ての駒として新人採用する企業と新人と共に成長しようと志す企業。その将来が自ずと違ったものになるのは明白であると思います。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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