「働くこと」の捉え方は様々だ。やりがいや自分の成長が感じられるから好きだという人、イヤイヤ仕事をしていて今すぐにでも辞めたい、という人もいるだろう。では、「ニート」になれる環境にあったら、人はニートになりたがるのか―興味深い調査結果が明らかになった。「生活が成り立つならなりたい」お金さえあれば・・・「マイナビニュース」に、「80%がニートになりたくない-『お金があってもヒマはつらい』」という記事が掲載された(2016年2月7日)。同サイト会員の男女300人に「ニートになりたいと思いますか?」とたずねたところ、「はい」が20.0%、「いいえ」が80.0%という結果になったそう。ニートになりたい理由には「生活が成り立つならなりたい」「楽そう」「働きたくない」など。なりたくない理由には「経済的な不安」「将来のことを考えると怖い」「社会と接点を持たないのが怖い」「人間がダメになってしまう」などが挙げられている(調査は15年11月20日~22日にかけてインターネットで実施)。「待遇が良ければ働きたい」ツイッターでのこの調査結果への反応をみると、「ニートになりたい」と考えている人は、意外と多そうだ。「え?お金に困らないならニートで趣味満喫するでしょ...」「月10万円貰えるなら何もせずに生きていくな」「そら(老後まで安心なくらい資産があるなら)そう(ニートになりたい)よ」など、経済的に問題がなければ是非なりたい、という声が相次いでいる。「それでも私はニートになりたいニートになるために仕事を頑張っているのです!」とニートになることへの熱意を伝えている人も。一方、「ニートになりたくない」派は、「ちゃうねん。休みたい時に休まさせてくれれば、みんな働きたいんだよ...」「ニートにはなりたく無いんだよ週休2日福利厚生完備定時退社で月30万稼ぎたいそれだけだ」と、現状が改善されればニートにならず働きたい、などと考えているようだ。(MM)
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