2020年 9月 30日 (水)

ルールなきがごとき実社会に出る君 不公平、不平等とあまり言わないで

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   高校や大学で講演をすると、「何か優良企業の上手な探し方はありますか」という質問をよく受けます。これまでは『就職四季報』(東洋経済新報社)などをお薦めしてきましたが、2016年5月、もっと目的にかなった本が刊行されました。『新しいニッポンの業界地図みんなが知らない超優良企業』(田宮寛之、講談社+α新書)です。

   著者は東洋経済新報社の編集局メディア編集委員で、2009年に東洋経済HR(ヒューマンリソース)オンラインを立ち上げた経済ジャーナリストです。タイトルが示す通り、新たなビジネスと関連企業を業界地図的に紹介しています。

企業数少なく命拾いの私

2つに分けて、だいたい平等
2つに分けて、だいたい平等

   紹介している企業は250社。ドラマ「下町ロケット」のモデルとなった東海メディカルプロダクツ、新幹線のトイレを製作している五光製作所、屋外用侵入検査センサーのオプテックスなどなど、一般知名度がゼロの企業から、東京都、北九州市(水ビジネスを展開)、オリンパス(デジカメのイメージが強いが医療事業が売り上げの73%)などの、知名度はあってもその内容があまり知られていない事業も紹介しています。就活生ばかりでなく社会人にもお薦めできる好著です。

   惜しむらくは紹介企業数の少なさですね。一般知名度がない企業だけ、となると、150社程度しかありません。業界地図的にという狙いから、水ビジネスからファミリーレストランまで幅広く網羅されていますが、もうちょっと業界を絞って、企業数を多くしていただいたほうがよかったかもしれません。

   とはいえ、私にすれば命拾いをしました。というのも、現在、同じ企業紹介網羅ものを新書企画として売り込んでいるところだからです。題して『「就職四季報」で目立たない優良企業1000社』(仮タイトル)。モノづくり業界のメーカー・商社などに絞ってまとめる予定です。網羅ものは作業が大変だ、ということで、目下4社からボツを食らっているところですが、出版できるようであればまた改めてご報告します。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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