2021年 5月 11日 (火)

景気敏感株の三井物産を追う 「原油」関連記事に注目しつつ

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原油「下げ局面」で買い増したい

   半年後の2016年6月21日、日本経済新聞のマーケット総合欄は「原油価格が1バレル50ドル台を回復した」と報じ、「米国のシェールオイルに増産の動きが出てきている」とも伝えた。シェールオイルの採算ラインを1バレル30ドル程度と考えれば、当然の成り行きともいえ、50ドルを回復したことでサウジアラビアやロシアの産油国も収益が改善しているとみられた。原油価格の回復で、産油国の増産の可能性は大きくなったと推測できる。

   8月3日付には、「8月1日に米原油先物は、3か月ぶりに1バレル40ドルを割り込んだ。米国でガソリン需要の伸びが予想以上に鈍いほか、サウジアラビアなど中東産油国の生産が高水準で推移」とある。やはり1月20日が、今回の下げ局面での最安値だったのだ。

   一方、三井物産は海外インフラなどの非資源分野の強化・育成を積極的に推進。2016年3月期末で巨額減損が一巡して純利益の浮上を見込んでいる。

   8月4日付の日本経済新聞には、三井物産の4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比37%減となり、「原油価格の下落でエネルギー事業が大幅な減益になった」と報じていた。ただ、「資源分野でも金属事業が増益を確保したため利益額は市場予想を上回り、決算発表を受けて株価は上昇した」とある。

   遡って1月20日付の記事では、三井物産株の配当利回りは「4.88%」とあった。「東証1部の予想配当利回り(加重平均)は(1月)19日時点で2.02%、1年8か月ぶりの高水準で推移している」とあり、配当も悪くない。現在500株を保有しているが、再び原油価格が大幅に下げる局面があれば、さらに「買い増したい」と考えている。

三井物産株価
8月22日現在 保有株数500株 平均取得価額 1461円00銭
年初来高値  2016/03/08/  1508円50銭
年初来安値  2016/06/28/  1156円50銭
直近終値   2016/08/22/  1355円00銭

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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