2020年 8月 10日 (月)

住友電工は「調整弁」に重宝 下げれば買い増したい安心株

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   住友電気工業は、自動車用ワイヤーハーネス(組み電線=自動車内に張り巡らされ、電源供給や信号通信に用いられる複数電線を束にして、さまざまなパーツをつなぐ集合部品)を柱に好業績を続けていて、これをメインとする自動車関連事業の売り上げが全体の51%を占めている。

   世界的に優れた技術をもつ地味な優良企業。業績が安定していて、日経平均株価と連動する傾向が強く、安心して保有していられる銘柄の一つだと思っている。

  • 自動車関連事業の売り上げが全体の半分
    自動車関連事業の売り上げが全体の半分
  • 自動車関連事業の売り上げが全体の半分

「自社株買い」発表、配当へ期待

   住友電工株は、成長性や安全性、財務内容ともに優れた銘柄で、以前から「ほしい」と思ってはいたが、高くて手が出せずにいた。たまたま「会社四季報」をめくっていて、2005年8月1日に売買単位が1000株から100株に変更になっていることに気づいた。

   ちょうどそんなとき、2007年4月26日付の日本経済新聞が「企業の決算発表や大型連休を控えて見送り気分が強く、東証では日経平均が大幅安」と書いていた。住友電工株はその2日前の24日に年初来安値1665円をつけており、27日に1株あたり1714円37銭で200株を初めて購入した。仕事柄、自動車とのかかわりが深く、ワイヤーハーネスがいかに重要な部品かも承知していたので、「これは!」と思ったのだった。

   その後、今日に至るまでに25回、売り買いを繰り返した。2015年1月末に800株を保有したのがピークで、同年5月18日に1850円の高値を付けたところで200株を売却した。

   最近では、2016年2月9日に1380円50銭の年初来安値(当時)を付けたのを見て、1392円で100株を買い増し、平均取得価格を下げた。「買い増しておいて、よかった」と、ホッとしたのは3か月後の5月13日。住友電工が発行済株式の2%にあたる1600万株、200憶円を上限とする自社株買いを発表したためだ。言うまでもなく、自社株買いは株主還元策の一つ。配当への期待も膨らんだ。

   さらに2016年8月2日付の日本経済新聞は、同社が前日に発表した2016年4~6月期決算の純利益が前年同期比41%増の215億円だったことを伝え、「円高が減益要因となったが、売上高の過半を占める自動車用ワイヤーハーネスの販売量が欧州や北米を中心に伸びた。繰り延べ税金資産を計上し、税負担が大幅に減ったことも寄与した」とあり、営業利益を70億円押し下げた円高もこなした。

   改めて、住友電工という会社がいかに堅実であるか、再認識した。

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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