2018年 8月 17日 (金)

カセット聴いて昭和のドライブ 車載用デッキ復活、人気も上々

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   「昭和の遺物」のイメージが強い音楽用カセットテープが、アナログ志向の若者を中心に、いま再び注目されている。ブームの高まりに呼応して「再生用機材」の需要も増大。カーエレクトロニクス機器の製造販売を手がける「ビートソニック」は、「車載用カセットデッキ」の新製品を2016年9月16日に発売する。価格は1万6000円(税別)。すでに同社には「予想外の」反響が集まっているといい、かなりの注文が来ているという。

ユーザーの声に押され

ビートソニックの「カセットデッキHCT3」
ビートソニックの「カセットデッキHCT3」

   市場に投入される「カセットデッキHCT3」は、テープのA面とB面を自動で切り替える「オートリバース」やAM/FMラジオの受信など、往年のデッキに標準搭載されていた機能を備えるほか、USBやSDカードといったメディアにも対応する「最新型」。

   同社がカセットデッキの販売を始めたのは2014年のこと。デッキの「復活」を求めるユーザーの問い合わせが、商品化のきっかけだった。ビートソニックの広報担当者によれば、

「カセットデッキの市場は決して大きくないため、大手企業が手を出しにくいジャンルでした。ただし、『欲しい』と考えている層は確実に存在していたので、私どもで新たに取り扱うことに決めました」

   しかし、前モデル「HTC2」の開発は難航したという。同社はカセットが主流だった当時(70~80年代)の製品を「開発の参考に」と考えたというが、「結局、手に入らなかった」。そのため、前モデルについて担当者は、

「手さぐりの状態で開発したことに加え、需要もはっきりとは読めなかったので予算も多く注ぎ込めなかった。なので、スペック的には納得できない部分がありました」

と振り返る。その反省を踏まえ、今回の新モデル「HCT3」では、モノラル再生をステレオ再生に変更したほか、再生出力を5倍以上にするなど、スペックを大幅に向上させた。

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