2020年 9月 21日 (月)

守旧的と見られるのはプラスだ 時流におもねる連中に警戒し(江上剛)

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「会社で『守旧的な奴』と誤解され困っています。そう言っている奴のほうがよほど保守的だと思うのですが」

   守旧的なあなた、いいじゃないの。誤解はプラスになると思うよ。

会社に失敗は許されない

むむっ、おぬし、やるな!
むむっ、おぬし、やるな!

   会社っていうのは、だいたい保守的なものだ。会社は、成功を積み重ねていかねばならない。失敗は許されない。そこは人間と違う。人間は、失敗も人生の糧にすることができるが、会社は失敗すると、悪くすれば破たんしてしまう。だから石橋をたたいても渡らないのが、会社だ。

   あなたは守旧派だと言われている。これは会社員にとってはプラスだよ。

   まず守旧派というのは、家、すなわち会社が命。幕末で言えば、城を枕に戦った会津藩みたいなものだ。白虎隊の悲劇もあった。彼らは、徳川家に忠誠を誓って、官軍と称する薩摩長州などの革命軍と戦った。彼らは守旧派と言われたが、滅びゆく徳川家に殉じるなんて、美しいじゃないか。

   会社でも同じだ。やたらと革新や新奇を競うような奴は、使いづらい。それよりはあなたのような会社を命と考えてくれる守旧派の方が、安心して使える。

   あなたは守旧派と誤解されているといっているが、何も困ることはない。その誤解を逆手にとって革新気取りの奴らと対抗したらいいのだ。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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