産経新聞によると、神戸市東灘区役所の受付窓口で、市民に「まいど」と声をかけられたことに係長の男性職員(39)が激高し、暴行したとして、2016年11月28日、停職1か月の懲戒処分となったという(11月29日付)。親しみ込めた挨拶なのでは?神戸市によると、16年8月5日の午後、同区役所を訪れた高齢男性が「まいど」と職員に声をかけ、手招きした。すると、職員は「なんじゃい」「帰れ」と大声で暴言を吐き、受付カウンターの外に出て男性の体を手で押して追い返そうとした。男性にけがはなかったという。同日の夕方、職員は男性に電話で謝罪。市の調査に対しては、「イライラしていた。『まいど』といわれ腹が立った」などと話しているという(同記事)。このニュースに対し、ツイッターでは「関西では親しみを込めた挨拶だけどね。配達に来る馴染みの業者さんとかと普通に『まいど!』って声を掛けるよ」 「『まいど』って声かけただけで暴行されんやったら、私毎日アザだらけになってまうわマジ。(´・ω・`)」 「神戸の人にまいど!って言うと暴行うけるのか(?ω?)ヒエェ」 「神戸...あほ多いんちゃん!公務員!震災思い出して、仲良くせなあかんでー市民とは!税金一応払っとるよ」と同情する声が多くあがっていた。なかには、「民間企業の受付でこれやったら減給どころではない」 「これで停職や減給がこの程度ね...公務員の罰則って、つくづく甘いと思う」と「処分が甘い」とする声もあった。部下が「ご苦労様」と言ってくる世の中、職場での「挨拶問題」に鬱々とした思いを抱えている人も少なからずいるようだ。「バイト先の部下が『ご苦労様』とか言ってくるんだが」 「部下が職場を去るときは『お疲れ様です』ではなくて『お先に失礼します』だよね」 「ドラマの敬語の使い方がめっちゃ気になる。上司が部下に『お疲れ』はまあいいとして、部下が上司に『ご苦労様です』......厳しく言われた身にはすげー気になるわー。多分、本当に上下関係の厳しい職場でやったら殴られる」 「挨拶は大事だぞ...職場でおつかれさまですと声かけても無視するオバパートさんに何度殺意が芽生えたことか...私心狭いのかな...」 「18歳の正社員怖い。挨拶してくれへん。おつかれって言っても返してくれへん」 「職場で一番キレイであろうお姉さんに『○○(呼び捨て)おつかれ!』っていわれるたびドキドキドキするからバレないように笑顔で挨拶返すと『また塩対応!』て言われるのはとても残念だ」といった声が上がっていた。ついでながら「塩対応」とは、心のこもらない、そっけない対応のこと。コミュニケーションの基本である挨拶だが、言葉遣いを誤らないようにしたいものだ。(KM)
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