2024年 4月 27日 (土)

出世と無縁の部署?それが何だ 花形部門さえ明日はお荷物かも(江上剛)

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

自分を磨いていれば、いつかは

   あなたは入社して配属された部署が、どうも花形部署でないことに気付いて「少しさびしい気がする」と言っているが、それは先を読みすぎというものだ。

   その会社であなたがどのくらい長く勤務するかは知らないが、今、花形と言われる部署が明日はどうなるかは分からない。あなたが配属された部署が花形になることがあるかもしれない。

   そして出世と無縁な部署ならそれはそれでいいじゃないか。ちゃんと給料をもらい、自分の義務を果たしていれば文句を言われないだろう。それで自分のやりたいことをやればいい。これもサラリーマンの生き方だ。出世にあくせくするよりずっと人間的だ。そうやって自分を磨いていれば、そういうあなたを誰かが認めてくれることもあるだろう。

   さびしいなんて言わずにファイト! ファイト!(江上剛)

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中