2021年 2月 27日 (土)

尊敬されないお父さん... なにが、どこがダメ?(江上剛)

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「のに地獄に堕ちるなよ」

   でも、急に「明日」というと、「友達と予定がある」とお子さんに言われ、「私だってテニス仲間とランチよ」と奥さんに拒否され、「お前ら!俺をなんだと思ってんだ。せっかく俺が遊びに行こうと思ってんのに!」と、ブチ切れるのがオチだろうね。

   その危険性を回避するには、事前に奥さんやお子さんに相談することかな。

   楽しい家族旅行や、家族での食事の後、きっと「お父さん、ありがとう」と一言、言ってくれるでしょう。きっとね。

   でも、あまり期待しないほうがいいね。

   こんな言葉をあなたに進ぜましょう。私の母親がよく言っていたのだけどね。「『のに地獄』にだけは堕ちるなよ」ということ。

   「のに地獄」とは、「〇〇なのに」「〇〇してあげたのに」という「のに」。人間って何かにつけて相手に「〇〇なのに」と思いがち。「こんなに愛しているのに」「こんなに尽くしているのに」など......

   あなたの場合なら「こんなにお前たちのために頑張っているのに」ということになる。それなのに、「感謝」が足りないと腹が立つわけだ。

   相手に尽くしたり、喜んでもらったりするのは当たり前の行為なのだから、「のに」って思わないこと。返してもらおうなんて思わないこと。この「のに地獄」に堕ちないだけで、どれだけ精神的に楽になるか、計り知れない。

   これは家族関係だけではなく、人間関係全般に言えることだけどね。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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