2019年 12月 10日 (火)

ケチな会社は見捨てるにかぎる 「幸運の女神には前髪しかない」(江上剛)

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会社がほしいのは、あなた? それとも......

   以前、韓国のサムスンに転職した日本人技術者を取材したことがありました。

   サムスンは、猛烈な勢いで発展しましたが、その陰には多くの日本人技術者の力があったのです。

   彼らは日本経済が低迷する中で、成長するサムスンの誘いを受けて、韓国に渡りました。

   私が会った技術者は、疲れた顔で言いました。「死屍累々」と。

   サムスンは、日本人技術者の頭の中にある高度な情報を絞れるだけ絞り取ると、「もう用はない。クビだ!」とリストラするのです。彼は、何人もそうやって再び日本に帰国した技術者をたくさん見てきたようです。彼はなんとか生き残って、サムスンの子会社の役員を務めていましたが、あまりの社内競争の激しさに疲労困憊していました。

   あなたが転職される会社が、あなたの人柄や全人格を評価して迎え入れてくれるならOKですが、そうではなく、あなたの頭の中にある技術情報だけをほしいと思っているなら、相当高く吹っかけて転職しましょう。

   それであれば、情報だけ絞り取られてポイ捨てされても納得できるでしょうから。(江上剛)

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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