2024年 3月 29日 (金)

ヒントは「空所」にあり! 中学英文法がわかれば、TOEICは解ける(26)

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   TOEIC L&Rの試験対策は、中学校で習った英文法をしっかりと復習することから始めます。

   意外かもしれませんが、TOEICでは中学レベルの知識で正解できる問題がたくさん出題されます。ポイントは、出題パターンを知ること。要領よく「試験に出る問題」だけを学習していきましょう。

  • 中学英文法のコツをつかめ!
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秘策その4 中学英文法は「品詞」の位置がカギ

   TOEICでは、品詞に関する文法問題が多く出題されます。品詞とは、名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、接続詞、間投詞、前置詞の8つです。

   品詞は、使い方のルールがハッキリしています。TOEICでは、とくに「前置詞の後は名詞」など、位置に関するルールが役に立ちます。

   TOEICの文法問題は、リーディングセクション(パート5~7)で出題されます。4つの選択肢から選ぶ択一方式で、とりわけ、名詞、動詞、形容詞、副詞の4つの単語から正解を選ぶ問題がよく出題されます。

   たとえば、こんな問題です。選択肢の中から、(   )に入る単語を一つ選びます。

   (例)Mr. Tanaka's performance was considered to be a major (    ).

   (A)success (B)succeed (C)successful (D)succesfully

   正解(A)のsuccess

   「田中氏の業績は、大きな成功とみなされた」

   空欄の前の単語「major」が形容詞ですから、「名詞の前は形容詞」というルールを知っていれば正解できます。

   選択肢の中から名詞を選べばいいわけです。

   このように、中学で習った「品詞の位置に関するルール」を当てはめるだけで、正解できるパターンがよく出題されます。次のような基本ルールを意識して文法を復習すると、要領よく正解のパターンをマスターすることができます。

【TOEICに役立つ中学英文法ルール】

・動詞の前には副詞(be動詞の場合は、後ろに副詞)

・形容詞の前は副詞

・前置詞の後は名詞

・名詞の前は形容詞

   先日、書店でとても使いやすそうな本を見つけました。「覚えやすい順番で【7日間】学び直し中学英語」(岡田順子著、すばる舎)です。TOEICに特化した本ではありませんが、中学英文法を基本から復習したい方にオススメです。「7日間で学び直しできる」というタイトルも魅力的です。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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