2019年 5月 27日 (月)

誰もが悩んでいる難題 ニコリ愛想よくがコミュ力ではない(江上剛)

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   入社3年目です。取引先の方々と一度きりの名刺交換で終わってしまい、なかなか思うように関係が深まりません。おそらく、わたしの引っ込み思案の性格に原因があると思うのですが、このままではマズイという焦りもあります。いわゆる交流会や懇親会、情報交換会にも参加するようにしているのですが、自分を成長させ、ビジネスにも繋がる人脈を築くためには、どのようなコミュニケーションが有効なのでしょうか、教えてください。

   これも多くの方が悩む問題ですね。

  • お愛想はいらない!
    お愛想はいらない!

コミュニケーションは双方向

   コミュニケーション力は、採用の時や上司となって部下を管理する際、また部下として上司に仕える際と、すべてに問題になります。

   ですから、人事評価においてコミュニケーション力を重視する会社が多いのも事実です。

   では、コミュニケーション力とはなんでしょうか。

   ペラペラ、にっこり愛想よくしゃべることなのでしょうか。これは絶対に違います。薄っぺらい内容のことを、いくら喋っても相手の信頼は得られません。

   営業においてもペラペラしゃべる人は信用されず、むしろ無口の人のほうが信用され、成績も伸びることがあります。

   コミュニケーションとは一方的に話すことではありません。双方向です。

   昔、沢庵和尚が、お殿様から国を治める方法を教えてほしいと問われました。

   沢庵和尚は「上中下三字の説」を唱えます。要するに、上(殿様)と下(民衆)を繋ぐのは、「中」だというのです。「中」という字は「口」に縦棒「|」です。これが意味するのは口から出る縦棒、すなわち言葉で繋がねばならないというのです。

   上ばかり見ても下ばかり見てもダメ。口で上と下とを言葉、すなわち「|(縦棒)」で繋ぐ、すなわちコミュニケーションをしなければならないというのです。

   今も昔もコミュニケーションは悩みの種だったわけです。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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