2019年 5月 25日 (土)

「心底やりたいことをやる」って大丈夫!? 父から学んだ「成功する」起業のコツ

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   旧友と立て続けに30年以上ぶりに会う機会があり、そこで立て続けに同じようなことを言われました。

   「サラリーマンから独立して、よく10年以上もうまくやっていけるものだね。起業のコツというものがあるのなら、ぜひ聞かせて欲しいものだ」、と。

  • 「心底やりたいこと」で起業するのが「成功」の近道らしい・・・
    「心底やりたいこと」で起業するのが「成功」の近道らしい・・・

「金儲け」目的がダメなわけ・・・

   私のツールとして、起業相談を受ける際に必ずするべき重要なチェックポイントがあります。

   「起業のスリーポイント分析」と呼んでいますが、3つの視点から、その起業を分析して、そのすべてにおいて問題がないと判断できれば成功の確率が上がるというチェック法です。

   ひとつ目は、新たに始める事業が「金儲け目的でなく、心底やりたいビジネスである」こと。「やりたい」ということは、事業のモチベーションを維持する意味から大変重要です。万が一、ビジネスが思ったように進まなくなった時に、これがないとすぐに投げ出してしまい、仲間や部下や関係者に不要な迷惑をかけることになりかねません。

   儲かりそうだからと始めたビジネスが、そうでもなさそうだとわかった途端にやる気を失い、失敗に向かうケースはほとんどがこの「やりたい」気持ちの欠如なのです。

   ふたつ目は、そのビジネスが「やれる」ことであること。外部の誰かの力を借りなければできないことであったり、ビジネスアイデアを思いついたものの、実行する力量的な部分が不足していたり、走りながら高めていくなどというやり方では失敗リスクが大きすぎます。

   とくに重要な部分を外部に頼るようなビジネスは、万が一その外部関係者から「やめた」と言われてしまったら、それで事業そのものが破たんする可能性が大きいのですから、論外なのです。

   みっつ目は、そのビジネスが「やるべき」ものであること。言い換えると、やるべきか否かとは、そのビジネスが世間から求められるもの、すなわちニーズがあるか否かであり、硬く言えばビジネスとして社会的意義があるか、柔らかく言うならそのビジネスを求め喜んでくれる人が沢山いるか否か、です。

   他者の類似サービスで、すでに市場が満たされているのならそれは求められているとは言えませんし、たとえ人に喜ばれるものでも法律やモラルの点からグレーなものであるなら、それは社会的な存在意義を認め得ないのです。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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