2021年 1月 25日 (月)

ある日突然、驚くほど英語が聞きとれた! そんな不思議が起る「鍛え方」(31)

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秘策その14 「集中」トレーニングは穴埋めとシャドーイングで

   それでは、具体的な「集中」トレーニング方法を二つご紹介しましょう。

   一つ目は、穴埋めディクテーションです。

   私が使っていた「TOEIC特急シリーズ」(朝日新聞出版)のリスニング問題集に、穴埋めディクテーション用のページがあり、音声を聞きながら空欄に単語を書き込む演習ができました。

   筆者のカリスマTOEIC講師、神崎正哉さんが推奨していたので半信半疑でやってみたら、これがスゴイ! 空欄に書き込む単語を聞き取ろうと集中するうちに、リスニング力がグングン鍛えられました。

   二つ目の方法は、シャドーイングです。

   テキストを広げて、音声を聞きながら聞こえてきた英語を、そのまま発音します。スピードを落としたり、途中で音声を止めたりしないで、とにかくネイティブの英語をそのままなぞりながら英文を読みます。途中でつっかえたり、単語を聞き逃しても気にしない。音声をなぞろうという意識が働いて、思った以上に集中力が増すトレーニング法です。

   穴埋めディクテーションやシャドーイングを続けるうちに、下記の効果が得られました。

   ・気がつけばネイティブのスピードに慣れていた

   ・はじめから終わりまで返し読みをしない習慣が身についた

   ・頭の中で日本語に置き換えられるようになった

   英語の聞き取りは、「読む」「書く」「話す」と比べても、トレーニング効果を実感しやすいと思います。ぜひ、「5分間の集中トレーニング」を取り入れてみてください。(井津川倫子)

今週のニュースな英語 ~ ローマ法王もトランプ大統領も「様子を見よう」? ~

   最近、海外ニュースでよく目に(耳に)するのが「wait and see」(様子を見よう)という表現です。

   たとえば、米国のトランプ大統領が北朝鮮に対して挑発するような発言の後に、「wait and see」(相手の反応を見てみよう)と言ってみたり、欧州連合(EU)離脱に関する英国のメイ首相の演説に対して反対派が「wait and see」(成り行きを見てみよう)と言ってみたり。

   そういえば、今年の1月にトランプ氏が大統領に就任した時は、コメントを求められたローマ法王が「wait and see」と言ったという報道もありました。「コメントは時期尚早だ」というニュアンスで使ったのでしょうか。

   「wait and see」は、ビジネスの場面でもよく使います。

   「Let's wait and see」(少し様子を見よう)など、「静観しよう」というニュアンスで使うことが多いですが、じつはちょっと斜に構えて「まあ、見てろよ!」といったニュアンスで使うときもあります。

   前後の文脈からニュアンスをかぎ取るようにしましょう。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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