2024年 4月 19日 (金)

夫は「イクメン」? 20代女性の65%が「そう思う」って!

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   いまや優雅な専業主婦は「憧れの職業」で、女子大生にも専業主婦願望がじわりと広がっているらしい。

「家庭を守りたい」
「母を尊敬しています。きちんと家事をやって、旦那さんを支えられるようになりたい」
「家のことを毎日ちゃんとやるのは大変だと思う」

   そんなふうに考えているようなのだ。

  • もう「イクメン」は当たり前!
    もう「イクメン」は当たり前!
  • もう「イクメン」は当たり前!

「イクメン」はもう当たり前!

   とはいえ、現実はそうではない。もはや、夫婦共働きのほうが専業主婦世帯よりも多いのだ。1980(昭和55)年に、専業主婦世帯は1114万世帯、共働き世帯は614万世帯だったが、2016(平成28)年には専業主婦世帯が664万世帯で共働き世帯は1129万世帯と、逆転していた(労働政策研究・研修機構調べ)。

   夫婦共働きになると、避けて通れないのが家計や家事・育児の分担問題。その割合は各家庭で違うだろうが、こと育児に関しては妻に協力的な男性、「イクメン」が当たり前のようだ。

   明治安田生命の「子育てに関するアンケート調査」(2017年8月9?14日実施。20?59歳の子どもがいる既婚男女1032人が対象)によると、20~30代女性の64%が「夫はイクメンだと思う」と回答した。

   「イクメンだと思いますか?」との質問を、男女それぞれに聞くと、男性は「自分自身がイクメンだと思う」が7.4%、「どちらかというとイクメンだと思う」は41.1%で、あわせて48.5%にのぼる。

   その一方、「夫がイクメンだと思う」と答えた女性は12.8%、「どちらかというとイクメンだと思う」は39%で、あわせて51.8%が「夫はイクメン」だと思っている。

   これを年代別に聞いてみると、20代女性では「夫がイクメンだと思う」と答えた人は18.6%、「どちらかというとイクメンだと思う」は46.5%で、あわせて65.1%が「夫はイクメン」だと認識している。

   30代女性では「夫がイクメンだと思う」は16.3%、「どちらかというとイクメンだと思う」が46.5%で、あわせて62.8%にのぼり、若い世代ほど育児に協力的である様子がうかがえる。

夫が「イクメン」の理由は意外にも......

   ただ、男性と女性で考える「イクメン」には、内容に差がある。

   男性が「自分がイクメンである」と考える理由をみると、トップは「子どもの入浴やおむつ替え、夜泣きの対応ができる」の53.6%。次いで、「丸1日子どもの面倒を1人で見ることができる」の50.4%、「ご飯をつくって食べさせることができる」の40.4%と続く。

   「妻に言われなくても家事や育児をする」が24.8%、「子どもの(保育所などへの)送迎をしている」は20.4%、「常に子どもや妻のことを考えている」15.2%、「父親としてしっかり叱ることができる」13.6%、とある。

   これに対して、女性の「夫がイクメンである理由」のトップは、「子どもの入浴やおむつ替え、夜泣きの対応ができる」が51.7%。次いで、「子どもと積極的にコミュニケーションをとる」が47.6%、「丸1日子どもの面倒を1人で見ることができる」が43.8%と続く。

   「ご飯をつくって食べさせることができる」が31.1%、「妻に言われなくても家事や育児をする」23.2%、「常に子どもや妻のことを考えている」が17.6%、「父親としてしっかり叱ることができる」の16.1%、となった。

   意外にも、「ご飯をつくって食べさせる」「言われなくても家事・育児をする」ことよりも、「子どもと積極的にコミュニケーションをとる」「父親としてしっかり叱ることができる」と、父親の役割を果たすという精神的な面を評価しているようだ。

育児の「対価」、年237万円也!

   ちなみに、アンケート調査で「育児の対価として、年収としていくらもらえるか」を聞いたところ、全体の平均額は約237万5000円だった。

   男女別でみると、男性は236万2000円、女性が238万9000円で、大きな差は見られなかったが、男性の11.5%は「0円」と回答した。

   この「タダ働き」に対して、胸中穏やかならぬ人もいるようで、ツイッターには、

「育児も家事も介護も給料が発生しないのに、当たり前のように任せる。対価は払ってほしいよね」
「ポストに求人募集のチラシ入ってた。時給1000円。毎日、家事と育児してる私もお金ほしい。頑張ったことに対する対価がほしいわ」
「共働きなら家事分担でいい感じに収まるかもしれないけど、専業だと流石に割に合わない計算じゃない?」

といった声があった。

   その一方で、

「自分の子供の子育てを年収換算するという発想自体おかしい。0円と回答した人も子育てと金を結びつけるのは変だと思ったのでは?」
「子育てなんて金もらわなくてもやれよ。なんでも金を基準に考えるな」

といった辛口な意見もあった。(KM)

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