2024年 4月 19日 (金)

【35】私は私! TOEIC受験は「孤独」な戦い 英語学習は他人と比べちゃダメ(井津川倫子)

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   学生時代から数えて20年以上、英会話スクールに留学専門学校、大学の社会人向け講座などに大金をつぎ込んできましたが、40代でのやり直しでは「独学」を貫きました。

   意志が弱くて他人に左右されやすい私にとって、「仲間」の存在はマイナスだと気づいたからです。他人との比較が、精神的なプレッシャーになっていました。

  • 仲間といっしょに競うことはありません!
    仲間といっしょに競うことはありません!
  • 仲間といっしょに競うことはありません!

秘策その18 意志が弱い人ほど、グループ学習を避けよう!

   私は、意志が弱い人ほどグループ学習は逆効果だと思っています。以前は、「意志が弱いから一人で勉強を続ける自信がない」と思いこみ、仲間を求めてスクールに通っていました。

   一緒に頑張る仲間がいるとモチベーションが維持できるし、ライバルの存在は刺激になると信じていました。確かに、若いころはそれでもよかったかもしれません。

   ところが、年季を重ねて焦りが出てくると、仲間の存在が逆にプレッシャーになっていることに気がつきました。彼らの言動がやたらと気になるのです。

「○○書籍のTOEIC問題集が本番によく出るらしい」
「英単語は10,000語覚えなければいけない」
「俺は毎日2時間以上勉強している」

   仲間に会うたびに、そんな「雑音」が耳に入ってきます。

   何を聞こうが動揺しない、強い心の持ち主ならまったく問題ないでしょう。

   ところが、私のような小心者は、あわてて問題集を買いに走ったり、単語帳をつくったり、毎日2時間も勉強していない自分を責めたりと、翻弄されてペースを乱されてばかりです。

   仲間に励まされることよりも、仲間と比べては焦ったり、不安になったり、振り回されたりと、デメリットのほうがはるかに大きくなっていました。仲間の数だけ「雑音」があるといってもいいでしょう。

   意志が弱ければ弱いほど「独り」にこだわるほうが、「雑音」に振り回されずに安定した心をキープできます。そう気がついた後は、さっさと「仲間」を捨てて「独学」を選び、無事「雑音」をシャットアウトできました!

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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