2024年 4月 26日 (金)

【新春編 その2】2018年は空前の英語ブームが到来 目指せ!五輪ボランティア(井津川倫子)

「えっ、英語が話せたら選手村に入れるの?」

   それでは、五輪のボランティアはどんな場面で英語を使うのでしょうか――。募集が予定されている業務を具体的に見てみましょう。

   「大会ボランティア」は、競技会場や選手村などの大会関係施設で、会場内の案内や誘導など、大会運営に関わる業務を担います。「都市ボランティア」と比べて、より競技運営に近い業務に携わるようです。

   いくつかのサービスに分かれて募集をするようですが、一番高度な英語力が求められるのは「言語サービスボランティア」でしょう。

   選手やメディア、海外要人とのコミュニケーションを英語でサポートできることが条件になります。通訳のような役割でちょっとハードルが高そうですが、今から頑張れば何とかなるかもしれません。

   私がおもしろそうと思ったのは「選手団サポートボランティア」です。ホームページによると、「選手村で、各国から訪れる選手団に対するサポートを行う」「選手が快適な競技生活を送ることができるようにサポートする」とあります。

   具体的な業務内容は書いてありませんが、何よりも「選手村に入れる」ことが魅力です!あこがれのスター選手に会えたり、運がよければ話しかけたり、誘導や案内をする機会がありそうです!

   それこそスター選手に会える、一生に一度のチャンスになるかもしれません。

   「都市ボランティア」は、オリンピック目当ての訪日客を「おもてなし」するのが役目です。空港や駅、観光スポットなどで国内外の観光客への観光名所や交通を案内するそうです。オススメの観光スポットやレストランを紹介したり、時には日本の文化について説明したりする、「ガイド」です。

   ロンドン大会では、「都市ボランティア」「チームロンドンアンバサダー」と呼ばれ、「ロンドンを知り尽くしたプロ」として、ロンドンの魅力を世界中の人に発信しました。まさに「Ambassador」(大使)の仕事ですね。

   東京五輪で「おもてなし大使」を目指して、日本文化を英語で学ぶのもおもしろそうですね。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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