2018年 8月 18日 (土)

健康不安の女性、働く40代未婚が最多 それなのに対策をとらない人が半数の不思議

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   多くの女性たちが健康の不安を日々抱きながらも、自らの健康問題には目を逸らしてすごしていることが、ニッセイ基礎研究所の調査でわかった。

   病気や要介護などの健康に関する将来の不安に、40代未婚の働く女性が最も強く不安を抱いている。ところが、特に対策をしていない人も40代のシングル女性に多く、半数近くに達した。J‐CAST会社ウォッチ編集部が、調査を担当した研究員に話を聞くと、意外な事情が浮き彫りとなった。

  • 「あ~、どうしたらいいの!」…… 迷える40代シングル女性(写真はイメージ)
    「あ~、どうしたらいいの!」…… 迷える40代シングル女性(写真はイメージ)

40代シングルは乳がんのリスクも高いのに......

   ニッセイ基礎研究所が2018年1月31日に発表した「健康に関する女性の不安―年齢とともに感染や罹患から介護へ、未婚40代は不安最多だが半数は対策をしておらず」と題したリポートによると、調査は全国の20~69歳の4131人の男女を対象に、健康に関する不安とどんな対策をとっているかを聞いた。

   健康不安では、「がん、心疾患、脳血管疾患にかかる」「認知症になる」「介護施設に入れない」など19項目にわたり、「不安だ」から「不安ではない」まで5段階で聞いた。

   また、対策では、「かかりつけ医など信頼できる相談相手を身近にみつける」「医療・介護に対して経済的に備える」「公的な医療・介護保険制度の内容を把握する」など10項目について、対策をとっているかどうかを聞いた。

   その結果、男性は女性に比べ、各年代・既婚・未婚を問わず、健康不安のある人が非常に少なく、対策をとっている人も少なかった。

   これは、もともと男性は女性に比べ健康意識が低いこと、また既婚者は妻に任せっきりにしている人が多いため、関心が薄いことがあげられるという。

   そこで、女性たちの結果を年代・既婚・未婚・有職・専業主婦などに分けて調べると、40代未婚(その大半は働く人)の健康不安の度合いが、すべての女性の中で一番高かった。特に高いのが「要介護になった時に必要な介護サービスを受けられない」「がんや心疾患などの重い病気にかかる」ことへの不安だ。

   夫や子どもがいないため、要介護状態になった時に面倒をみてくれる人がいない。そして、「乳がん」にかかるかもしれないという心配がある。国立がん研究センターによると、乳がん患者が最も多い年代は60~64歳と45~49歳だ。また、出産経験がない女性は子を生んだ女性に比べ、乳がんリスクが高い。

   ところが、では対策をとっているかどうかを聞くと、「特にない」という人の割合が「40代未婚」女性で46%と、同年代の女性の中で一番多かった。「40代既婚で子供がいない」女性が38%、「子供がいる」女性が37%だから1割近くも多いのだ。

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